今日も、お取引先のご依頼で、
葺き替え工事見積りの為の現場調査に出動しました。
建物は、
セメント瓦葺きの二階建てでした。

屋根形状を、図にしてみました。

何ら障害物も無く、シンプルな屋根です。仕事もしやすそうです。
軒裏は、化粧垂木となっており、野地板にはプリント板が使用されていました。

一緒に登った元請け様の棟梁と、一瞬不安がよぎりましたが、プリント板の上には杉の野地板が重ね張りしてあり、安堵しました。また、桁から内側の野地板の状態もよく、このままの状態で、工事が出来そうです。軒裏のプリント板に関しては、張り替えが計画されているようです。
瓦をめくって見た際に、割付の墨が残っていました。

日頃、調査で見ている屋根に比べ、丁寧な仕事ぶりがうかがえた光景でした。
さて、既存の瓦を撤去した後、新しく葺く瓦に話の焦点が移りました。当初、陶器の平板瓦も候補に挙がっていたようですが、元々の建物の雰囲気と、この
壁取り合いの状況により、
和瓦による
葺き替えで検討が進められる事になりました。

ところで、左手の画像には、柄振鬼がありませんが、過去に落下したようです。事故にならなかったのが、何よりです。
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tag : 葺き替え セメント瓦 壁取り合い 和瓦