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雨ニモ勝テズ5

今日は、雨の予報が出ていましたが、午前中は何とか持ちこたえてくれました。

そんな中、先日の記事届きましたっ!の現場ですが、現在地葺き中です。

特に『すごいでしょ。』と言う訳ではなく、ごく標準的な施工なのですが、ご紹介しておきます。

まず、部です。
tani
下葺き材は、捨貼りを行ったあと、左右から重ねる様に貼ります。下葺き材の幅は1mですので、芯から50cmの範囲は、下葺き材が3重になっています。
樋はステンレス製の物を使っています。樋の両端は15mm立ち上げ、更に15mm折り返しを設けています。厚みは0.3mmの物を使っています。ステンレス自体、硬い素材なので、現場での加工を考えるとちょうどよい厚みなのではと考えます。また、瓦の上にを乗せる納まりの場合、板が厚過ぎると、瓦に馴染ませる事が困難になり、かえって雨仕舞いを悪くする気がします。
また、面戸を取り付ける事により、谷樋から雨水が超える事を抑制する他、谷際の瓦の座りを安定させています。

次に、部です。
nokisaki_mizukiri
瓦は、通常の釘留めの他、瓦が乗っかる破風板に対して、アンダーラップ部分を釘で押さえます。これにより、強風時の瓦の浮き上がりを抑える事が出来ます。この釘は、数字の“7”のような形状をしているため、我が社では“セブン釘”と呼んでいます。
また、先には水切りを取り付けています。万が一、瓦の内部に雨水が浸入した際、樋まで流すという役割があります。この他、瓦を伝わった雨水が、樋に落ちず、樋の内側に戻る現象が起こるのですが、その際にも戻った水が水切りに当たり、樋方へ誘導してくれるという役割も持っています。

そして、流れ壁です。
kabetomari
下葺き材を300mm以上立ち上げ、捨て水切りを取り付けます。また、軒が壁に突き当たる箇所には、下葺き材を捨て貼りする必要があります。ここで、ワンポイントです。切妻の棟違い等で見られる所ですが、軒が壁に突き当たる箇所です。ここは、捨て水切りの端部の処置を怠ると、雨漏りしやすい箇所です。捨て水切りの端部が外壁の外に出ていないと、捨て水切りを流れる雨水は、壁の内部に流れ込むという事になってしまいます。そのため、捨て水切りの端部に“水止め”を取り付け、確実に外壁の外に雨水を流すようにしています。こういった箇所で雨漏りの問題を抱えてらっしゃる方は、高い確率で捨て水切りの納まりに問題があると考えます。
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tag : 流れ壁 雨漏り

comment

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No title

こんばんは。
私も『捨て水切り』に一票!お願いします。

Re: No title

>ryo様

水止めは、既製品として手に入りますので、非常に使いやすくなりました。
捨て水切り端部の納まりの件は、外壁が厚い場合によく遭遇していました。以前は、柱からの外壁の厚みをよく確認していた物です。
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瓦の世界に少しでも興味を持っていただけたら、幸いに思います。

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