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現場調査17

今日は、午前と午後に二件の現場調査が入りました。

午前中の現場は、ヒビと貫入内で、補修に行った現場です。前回、瓦の交換を行っている際に、横桟木が細い上に、簡単に折れる位に強度が低下していることが気にかかり、元請け様に報告をしていました。
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そこで、今回葺き替え工事の見積り依頼をいただきました。

簡単な形状の屋根を除くと、スケール・方眼紙・勾配定規・デジカメといった装備でお邪魔することになります。

まずは、建物の平面図を書くために、寸法を実測します。その後、軒と妻の出や屋根勾配を測定します。我が社では、剣ソフトウェア(株)さんの積算ソフトを使っている都合、このような実測方法をしています。また、最近では一つの物件に対し、複数パターンの屋根材を見積ることが多く、そういった場合にも素早く対応出来ます。
なお、屋根勾配は4寸でした。従って、勾配による制約は受けなくて済みます。

実測が終わると、下地の調査に移ります。

野地板の材質及び厚み・垂木のサイズとピッチ・軒先やケラバの下地状況などです・
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野地板は12mm厚の杉板、垂木は幅が50mmで厚みが約130mmの物が、400mmピッチで入っていました。垂木と垂木の中間を強めに踏んでみても、問題無い強度でした。破風板なども、しっかりしており、下地は現状のままで施工が出来そうです。それにしても、垂木の厚みが凄いのですが、これは、軒の出が桁芯から1200mm位ありまして、それに耐えうる材料として使われているようです。

こちらの屋根は、全体としてシンプルな形状なのですが、少々思案しなければならない箇所があります。

まずは、壁の取り合いです。
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高さが決まっているので、これを超えるような屋根材は提案できません。既存のモルタル壁をカットするようなリスクは避けたいところです。

また、数箇所に縋(すが)る部分があります。
fukikae58
登り寸法が340mmで割りつけられています。当初、広く普及している陶器平板瓦が思い浮かんだのですが、既存のフレンチ瓦に比べると、登り寸法が60mmほど短いため、作戦が必要です。

午後からの現場です。

こちらは、築30年の建物で、入母屋箕甲造りの屋根です。軒瓦及び箕甲瓦の雀口が漆喰仕上げとなっています。今回、その漆喰の落下が目立ち、その補修をご希望でした。
hosyu12
いろいろ手段がありますので、お客様と協議の上、処置内容を決定したいと思います。

また、お客様のご要望があり、全体的に屋根を点検しました。

棟・壁熨斗・利根丸といったところは、グラグラしている状態でした。その状態は、お施主様もご覧になり、積み直しが理想であるという意見で一致しました。

しかし、大棟を見ても、このような仕様です。
hosyu13
この棟だけでも、高額な工事費用になりそうです。棟などを除けば、平部の構成比率は低いので、いっそ全面葺き替えにしてみては?という方向に発展しそうな気がします。

こちらのお宅は、9年程前に一部葺き替え工事が行われました。大棟には、このような鬼瓦が使われていました。
oni04
神様なのですが、鬼瓦なんですよね(笑) 普段、使う機会がないので、とても新鮮に見えました。

また、庭先には古い鬼瓦が保管されていました。
oni05
かつて、屋根に乗っていた時に、落雷に遭ったそうで、頭の部分が欠けています。それを、屋根の補修に来ていた左官屋さんが補修されたそうです。古い鬼瓦は、それぞれに個性があって、いいものですね。
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tag : 葺き替え 補修 鬼瓦 フレンチ瓦

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