スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

補修&補修

今日は、拙者の担当分で、二件の補修工事を行いました。

まず、一件目です。

入母屋箕甲造りで、いぶし瓦葺きの屋根です。工事の内容としては、谷が絡んだ雨漏りの補修です。
amamori87
片側2.5mで計5mの谷樋の交換工事を行います。既存の谷樋は銅製で、すでに穴明きの補修暦が見られます。

屋根形状が入母屋なだけに、大棟が高いのが難点です。数えたところ、熨斗は合計で11段積みでした。
amamori88

更に、難点がありまして、熨斗は全てモルタル積みでした。解体時に手間取る他、熨斗瓦が割れてしまい、再利用は出来そうにありません。
amamori89
事実、この工事費用の大半は、棟工事に費やされます。谷樋交換工事は、こうした取り合う棟や壁熨斗等の状況に大きく左右されるため、単純にm単価などで語れるような仕事ではありません。

次の現場は、面戸漆喰工事を行う現場です。

屋根に上がると、まず目に付くのがコレです。
sikkui07
全数シリコンによる瓦留めが施されています。シリコンに含まれる成分で、瓦を汚くしてしまうばかりでなく、場合によっては台風時、畳一枚分位の瓦が固まりで飛ばされた光景を見たことがあるため、積極的には、おすすめしていません。それでもという場合は、予めリスクを理解していただいた上で、施工させていただいています。また、今回のお宅については経緯を伺っていませんが、たいていの場合は、訪問販売の業者さんが勧められるケースが多いようで、工事代金を聞くと、もう少し足すと葺き替え工事が出来そうな金額を支払われたケースも少なくないようです。

瓦の上に簡易な足場を設けますが、瓦が上がらずに苦労します・・・。
sikkui08
かつては、余りにも度を越えた接着状況のため、補修できずに葺き替え工事に発展してしまったケースもあります。

肝心の漆喰の状況です。
sikkui09
白く見えるのが、面戸漆喰です。全体的に浮きが進行していました。よく、この漆喰が剥がれ落ちているのを見られて、瓦がずれているとか割れていると相談を受けます。この場合、棟や壁熨斗の面戸漆喰とおっしゃれば、情報は的確に業者さんに伝わることでしょう。

中には、このように熨斗瓦自体がズレ落ちようとしている箇所が有りました。この箇所は、一旦解体して、積みなおすことで対処します。
sikkui10

その他の箇所につきましては、一旦漆喰を取り除いたあと
sikkui11

このように、新しく漆喰を塗ります。
sikkui12
一旦塗り終わった後、再び鏝で押さえます。

今では、なんばんが広く使われるようになりましたので、将来的にはこのような仕事も無くなるんでしょうね。この他では、棟下などを面戸瓦で納めるといったグレードの高い工法もあります。
スポンサーサイト

comment

Secret

プロフィール

himomaru

Author:himomaru
瓦の世界に少しでも興味を持っていただけたら、幸いに思います。

このブログはリンクフリーです。

画像をクリックしていただくと、大きいサイズで見ることが出来ます。

FC2カウンター
最新コメント
最新記事
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
検索フォーム
FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

ブログランキングに参加してます
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも一覧
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。