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たがが漆喰、されど漆喰

昨日に現場調査を行った現場ですが、本日補修工事に取り掛かりました。

朝一番は別件がありましたので、現場に到着した時には、既に部の解体を終えていました。
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下葺き材まで取り除いた様子です。野地板が濡れています。過去にも雨漏りの履歴があったと思われます。の下部には、捨水切りとして広めの板金が取り付けられていました。

雨漏りが起きた背景ですが、昨日に予想していた状況にほぼ近い形でした。

これが、撤去した樋です。
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ステンレスと思っていましたが、実際には銅板にステンレスメッキを施した素材をしたものが使われていました。形状の面で、瓦の樋としては不十分です。通常、水返し部分は、15mm程度の立ち上がりを設け、そこから折り返しを付けるのが一般的です。

一方、瓦はこのように納められていました。
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部には土は使われていませんでした。樋を跨ぐ感じで漆喰が敷き込まれており、大雨の際に、施工者の思いとは逆に、雨水を谷の外部へと呼び込んだ様子です。本来、谷部には土や漆喰は敷き込まない鉄則があります。

その後、谷樋を交換し、補修工事は完了しました。

さて、今日は朝一番で、雨漏りの調査に出動していました。こちらは、17年前に新築工事の際に、当社がお世話になったお宅です。切妻の二階建てで、緑窯業の53A形を使わせていただいています。症状としては、天井を濡らす事はありませんが、ポタポタと音が聞こえるということでした。

早速、屋根に登りました。

瓦は、きれいな状態が持続しており、破損も見受けられません。何故、雨漏り?と思わせるような状態です。最近、塗り替えられたのか、棟の面戸漆喰も白さが際立っています。
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瓦をめくってみますと、横桟木が湿っており、確かに雨漏りしているようです。
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雨水の浸入経路を特定するために、更に上部の瓦をめくってみますと、先ほどと同じ状況です。ついに、調査の範囲は、棟際までに及びました。その結果、棟際は全滅でした・・・。

そうなると、必然的に棟に目が行きます。どうもきれいに塗り替えられた面戸漆喰が、怪しいようです。
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棟の面戸は二段目の熨斗から適切な寸法を控えなければならないのが鉄則です。ところが、測ってみますと、むしろ二段目の熨斗より出ている状態です。そうなると、台熨斗の継ぎ目から入った雨水は、棟内部へと入ってくることになってしまいます。

家主様の話によると、二年前に近所で工事を行っていた訪問販売系の屋根工事業者に声をかけられ、工事を依頼されたとの事でした。業者の名前を尋ねると、日頃車がウロウロしているのを見ていて、印象に残っていた社名でした。屋根工事業の看板を出されていますが、最低限守るべき鉄則もお分かりにはなっておられないようです。そちらの業者さんのレベルをうかがい知ることが出来ました。

雨漏りの状況を説明しますと、家主様は落胆しておられました。数万円を負担された工事が、まさか仇になってしまうとは・・・。このお宅を建築された大工さんが家主様におっしゃいましたが、どこの業者に頼んでも構わないが、訪問販売業者だけは止めておくようにと・・・。なお、今後の対処ですが、一旦漆喰を除去し再び塗り替えるか、棟を解体して積み直すかの二択になります。

来週の台風の動きも気になりますが、くれぐれも訪問販売業者にはご注意を!
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tag : 補修 漆喰 訪問販売業者 雨漏り

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