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現場調査7

今日は、ご無沙汰していたお客様からのご依頼で、雨漏りの調査に出向きました。

内容としては、隣の敷地から飛来物があり、それが瓦を破損させているとの事。お客様のところの大工さんが、応急処置をされてあり、その後の処置をご希望でした。また、その際に屋根全体の点検もご希望でした。

現場に着きましての第一印象は、結構大きいお宅だなということでした。よく見ると、玄関が二つありましたので、二世帯住宅であることが分かりました。

ハシゴを準備して、早速二階の屋根に・・・。

大工さんが応急処置をされた箇所は一目でわかりました。
amamori31
破損した瓦は隅棟の際でした。まあ、確かに瓦屋さんじゃないと交換できない場所ですね。

ここだけなら、比較的簡単な話しだったのですが・・・。問題はここからです。

瓦の表面にヒビを見つけました。いやな予感が・・・。

見渡すと、いたるところにヒビの入った瓦が見つかりました。
amamori32 amamori33 amamori34
それぞれ、程度に違いはありますが、共通して瓦の真ん中にヒビが入っています。

この時点で、元請様に連絡を入れました。かなり大きな話しになると思ったためです。しかも、同業の方ならお気付きかもしれませんが、この瓦の製造元は、すでに存在していません。

調査中、屋根の上を歩いていると、独特のあの鈍い音が・・・。一枚割ってしまいました・・・。
amamori35
瓦に問題が無い限り、踏み割るのは皆無なのですが・・・。かなり、強度が低下しているようです。

このお宅には、スペアの瓦が無い状態でしたので、シリコンでくっつけて凌ぎました。

元請様や家主様に説明するために、きちんとしたデータを出そうと思い、葺き上げ枚数と問題のある瓦の枚数を屋根面毎にカウントしました。お施主様にも、バルコニーから見ていただき、事情を説明しました。築10年未満のお宅で、この状態ですので、かなりショックを受けておられました・・・。

会社に戻り、データの集計です。このお宅に使用されている平部の瓦の総数は3,200枚余りでした。

下屋のヒビ発生率は、およそ11%でした。二階はおよそ17%もありました。屋根全体では、およそ12%でしたので、400枚近くにヒビが入っていたことになります。

通常ですと、メーカー保証ということになるのですが、今回そのメーカーは既に存在しません。また、仮にヒビが入った瓦を全部交換したとしても、残りの瓦の将来に不安が残ります。

週明けにデータを提出する予定にしています。どういう結論になるとしても、非常に悩ましい話です。
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comment

Secret

これはえらいことですねえ

踏み割った瓦の断面の汚れ方を見ると、
かなり前からひび割れが入っていたようですね。

最初は、まさか鉄釘で止めてたんかなと思いましたが、
ひびの位置からして釘穴とは違いますし、
製品として問題があったんでしょうねえ。

3200枚ということはおよそ屋根面積80坪ですね。
うーん、これは苦しいですねえ。
なんとか、いい結果になるといいのですが…。

Re: これはえらいことですねえ

いつもありがとうございます。

この件では、我が社は新築工事には関わっていないため、冷静に状況を見ることが出来ます。施主様にとって最善の解決方法を模索したいと思っています。

以前、当社施工の現場で、同様のトラブルが発生したことがあるのですが、当時はメーカーさんが存在していましたので、保証していただきました。しかし、今回はクレームを言う相手が存在しませんので、どうなることかと心配しています。

理想を言えば、この際、現状より下葺き材・桟木・棟をアップグレードして全面他社製品での葺き替えなんですが・・・。
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瓦の世界に少しでも興味を持っていただけたら、幸いに思います。

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