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大型社寺物件 その19

今日は、現場関係のネタが無いので、大規模な社寺建築工事現場について書きます。

現場は、着工後ついに20ケ月目に突入です。規模が大きいだけに、工期も規格外です。

当月は、大棟の施工が中心となっています。

前月に大棟鬼が据え付けられていました。当月になり、まず(いらか)の施工です。
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続いて、台熨斗・肌熨斗・割熨斗・天熨斗の順で熨斗積みを行います。
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ここの現場でカマシは何個準備したのでしょうか・・・。きっと、恐ろしい数なんでしょうね・・・。

棟の下地の段階で、このような高さがありますので、足場の上に更に足場を設置しての作業となります。
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通常だと、こういった高さになります。
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(画像の彼、元気にしてるかな・・・。)

また、当月下旬の画像ですが、大屋根の隅棟2ケ所が施工完了した様子です。
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tag : 大棟 隅棟

空の日 in 有明佐賀空港

去る9月20日は、『空の日』、9月20日~30日に『空の旬間』が設けられています。そこで、各地でイベントが行われています。皆様の中でも、そういったイベントに出かけられた方がいらっしゃるのではないでしょうか?

さて、佐賀県の有明佐賀空港では、本日イベントが開催されました。当空港は、干拓地に建設されていまして、有明海に面しています。その関係で、展望デッキから、このような海苔養殖の風景を見ることが出来ます。
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また、空港施設に隣接して、公園が整備されていまして、このような遊具が設置されています。
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現地には、AM10:00前に到着したのですが、既に多くの人で賑わっていました。

まず、人数が限定されているイベントの受付に並ぼうとしましたが、既に多くのイベントでは人数が一杯でした。残されたイベントは、バックヤードツアーとYS-11見学ツアーです。我が家は、普通入れないところを回れるということで、バックヤードツアーに並ぶことにしました。並んだ結果、ツアーの最終組で整理券を手にすることが出来ました・・・。最終組は、15:45分出発なのですが・・・。

この空港は、便数が少ないのが難点で、時間をどうやって潰そうかと思案しなければなりません。
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ちなみに、これが午後からの出発予定の全便です。

とりあえず、公園の遊具で子供達を遊ばせ、そこで持参した弁当で昼食です。

PM1:00になり、公園隣の多目的広場で、民間ヘリの見学が出来るということで、移動しました。
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小型のヘリが3機展示されました。ただし、近付くことは出来ませんでした。

次は、特殊車両の見学です。貨物を積み込む際に使用する各種車両や、航空機を牽引する車両などが展示され、一部車両に限り、運転席に子供を座らせ、記念撮影をすることが出来ました。
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NH983便で、久々に旅客機が到着しました(笑)
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ここは空港だったなと思い出させてくれます(笑)

ターミナルビル前を通り過ぎ、化学消防車見学会場に行きました。
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タイヤが大きいのが印象的でした。参考までに、総重量37,500kgで、エンジンは23,150ccの最大出力750ps/2,100rpmディーゼルターボを搭載しています。

乗車することも出来ましたので、子供達と一緒に乗り込みました。
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運転席のパネルは、普通のトラックと大差ないと思いますが、その他、多くのスイッチ類が印象的でした。一応、オートエアコンなんですね(笑)

消防車を降りると、消防服とヘルメットを着用し記念撮影が出来ます。
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そして、ようやくバックヤードツアーの時間です(笑)
大型バスに乗り、所要時間およそ15分の内容でした。施設内のガイド役は、航空少年団の子供さんが勤めてました。なかなか立派なガイドさんぶりでしたよ。

帰宅後、子供に尋ねてみました。公園の遊具で遊んだことと、バックヤードツアーが印象に残ったようです。何はともあれ、子供達が〝楽しかった〟といってくれると、ホッとしますね。

tag : 佐賀空港 空の日

フレンチ瓦

昨日スタートしました葺き替え工事ですが、材料を搬入した際に、チョコッと撮って参りました。桟木打ちが終わり、割付を行おうとしている状態です。なお、今回大棟は七寸丸仕上げとなっておりまして、その為の棟金具を取り付けてます。
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さて、今日は一軒補修工事にお邪魔しました。

工事内容は、台風対策としてケラバ瓦の補強をご希望で、お打ち合わせの結果、通常平板瓦のケラバ施工同様に、ビス固定をすることになりました。

もともと、銅釘を使ってありました。
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それを、一旦抜きまして、ステンレス製のパッキン付きビスで留めつけます。

こちらのケラバを留め付けている破風板ですが、特徴的な納まりになっています。
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通常、破風板は地面に対して垂直になるように取り付けるのですが、斜めになっています。そのため、ビスでバッチリ固定したとしても、平部の瓦との間に隙間が生じます。これは、施主様に対して説明済みで、既に了解を頂いています。

ところで、こちらのお宅で使用されている瓦の名前は、フレンチ瓦と言いまして既に生産はされていません。

ご覧の通り、瓦の行儀に難があります。
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平部からの雨漏りが発生しやすい瓦です。梅雨など大雨が降った後に、よく雨漏りの相談を受けます。しかも、瓦自体とてももろいので、乗っただけで割ってしまうことも、少なくありません。そして、先に書きましたように、生産されていない瓦ですので、新しい品物を入手することは不可能です。代替品もありませんので、ウチでは、同種の瓦が葺かれているお宅の葺き替え工事の際に、補修用として取っておいた物を、交換等の際に使っています。つまり、古物ということです。こういった古物も、いつまでも入手出来るわけではありません。

よく、補修での対応をご希望になるケースが多いのですが、長期にわたって施主様に安心していただけるような工事は、正直言って無理だと思います。この瓦で、大きな費用が掛かるような補修工事は控えるべきだと思います。

tag : 葺き替え フレンチ瓦

住宅葺き替え工事5

今月上旬の記事対照的な屋根内で、二軒目にお邪魔した現場ですが、本日葺き替え工事がスタートしました。屋根の形状は切妻で、2本の大棟がアルファベットの〝T〟のような状態になっている屋根です。従って、2本の谷があります。屋根の面積は、およそ25坪ほどのコンパクトサイズです。この他、段差が無い状態で、瓦棒葺きの屋根と取り合っています。
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古瓦の撤去と、野地板貼りは元請様側の分担です。
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もともと、乗るのにも不安を感じるような状態の野地板でしたが、12mmの構造用合板を重ねて貼ることにより、剛性がグンと向上しました。

古い瓦を降ろし、そのままの状態で新しい瓦を葺くことが出来れば、一番理想的なのですが、そうも行かないケースも少なくありません。今回、破風の高さ不足の為、瓦座を新たに取り付ける必要があります。また、破風はモルタル仕上げとなっておりまして、そのままの状態で袖瓦を葺くと、モルタルの端部が丸見えになり、非常に見苦しい仕上がりとなってしまいます。
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こういった場合、時間を掛けず納まりを決断する必要があります。おまけに、ローコストが至上命題な現場ですので、そういった点も考慮しなければなりません。今回は、元請様とのお打ち合わせの結果、破風の塗装と同系の色で水切りを作り、モルタルの端部を隠す事にしました。

大工さんによる野地板貼りが終わり、下葺き材の施工も終わりました。

明日は、桟木打ちの後、瓦揚げを行う予定です。週明けには、雨の予報が出ていますので、今週中には完了させたいと考えています。

tag : 葺き替え

連休最後は?

いつも、ご覧いただきありがとうございます。

ここ数日、ハイペースでアクセスとランキングが上昇しております。あらためて御礼申し上げます。

さて、皆様におかれましては、どのようなシルバーウイークになりましたでしょうか?

我が家は、記事にも書きましたように、20~21日で家族旅行に出かけまして、昨日は自宅でのんびりと過ごしておりました。

そして、連休最後の本日は、お昼過ぎからバーベキューに出かけました。今回は、長女が通う小学校のPTA役員の集まりです。全員の参加というわけには行きませんでしたが、どちらも家族連れでの参加で、とても賑やかでした。

各自、役割を分担し、我々夫婦は買出しに行きました。肉類6kgをはじめ、かなりの量を買い込みました。火起こしも終わり、食事タイムです。

肉を焼きますが、食べ盛りの子供達が多く、途切れないように焼くので精一杯です。
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拙者も後で食べましたが、焼肉屋さんのタレに漬け込んで焼いたカルビは絶品でした。

熱さに耐えながら焼きますので、時々口にするビールが、とても美味しく感じます。
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肉類の他、イカ・ブリカマ・焼おにぎりなど食材は多彩です。最後は、PTA会長直々に、焼きソバを作っていただきました。
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普段から顔見知りと言うのもありますが、かなり和気あいあいでした。かなり、まとまりのあるPTAだと思っています。

長崎の旅 その3

四海楼で、本場のちゃんぽんを堪能し、路面電車で大波止電停まで移動しました。そこから、長崎港大波止ターミナルへ徒歩で移動します。

高速船に乗り込み、一路伊王島へ向かいました。
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船が出港すると、右手に稲佐山を見ることが出来ます。こちらは、夜景で非常に有名ですね。
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長崎といえば、福山雅治の出身地ですが、先月この地でライブが開催されましたね。

そして、三菱重工長崎造船所が見えます。
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海上自衛隊の艦艇も、二隻見ることが出来ました。

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ヘリコプター搭載護衛艦くらま

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ミサイル護衛艦ちょうかい

2005年末に供用が開始された女神大橋の下をくぐり、長崎港を出ます。
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およそ20分の乗船時間で、伊王島に到着です。

各施設の屋根がオレンジ系でまとめられているのが、特徴です。
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およそ2時間ほど滞在したあと、島を後にしました。風が心地よいクルージングでした。
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下船後、路面電車を利用し、大波止電停から松山町電停へ移動です。車に乗り込み、長崎市内を後にします。長崎自動車道を走行し、武雄北方インターで降ります。

当初、武雄で温泉に入った後、帰宅する予定でしたが、ハプニング的に同地に宿泊することに(笑)
この時期に、予約無しで泊まれたのが奇跡です(笑) キャンセルがあり、ちょうど空きがあったとの事でした。

武雄温泉といえば、この楼門が有名ですね。
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その奥には、武雄温泉新館があります。
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我が家一行は、右手にある元湯を利用しました。
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温度は41度と、やや熱めでしたが、心地の良い温泉でした。朝風呂も、しっかり堪能しまして、帰途につきました。

tag : 長崎

長崎の旅 その2

平和公園を出て松山町電停で路面電車に乗ります。料金は一律100円と、とても分かりやすい料金体系になっています。

拙者一行は、大浦天主堂下電停までの利用です。一旦、築町電停で下車し、別の電車に乗り換える必要がありますが、下車する際に乗り継ぎ券をもらえば、別途100円を払う必要がありません。また、あちこちと観光で移動する場合は、一日乗り放題の一日乗車券(¥500)がお得です。

大浦天主堂下電停で下車し、大浦天主堂方面へ徒歩で移動します。右手に、ひと際目を引く建物が見えてきます。次の目的地は、ちゃんぽん発祥の店として有名な『四海楼(しかいろう)』です。(URLを貼ろうと思ったのですが、現時点でエラーの為アクセス出来ません・・・。)
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瓦は、中国の物のようです。

正面に階段があり、階段中央には龍の立派な彫刻です。
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階段の両脇には、千里眼と順風耳の像が建てられています。
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また、建物の向かって左手には、このような立派な塀があります。
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軒巴は、『四海楼』の紋入りという徹底ぶりです。

また、曲線が印象的な意匠なのですが、これは龍をかたどったものです。
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ちょうどイベントのテントが設営されていた為、全体を撮ることが出来ませんでした・・・。

階段を上り、建物内に入ります。上を見上げると、立派な天井です。
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左手には、ちゃんぽんミュージアムがあり、昔の丼など歴史を感じさせる品が展示されています。
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さて、肝心の食事です。エレベーターを利用し、レストランのある5階へ。エレベーターの表示も漢数字を使用するという徹底ぶりです。
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店内は、待っている人でごった返しの状態です。11:30前に偵察に行ったのですが、その時点で30分待ちという盛況ぶりでした。拙者一行の前に30組ほどのお客さんが待たれているという状態でした。受付を済ませ、しばらく景色などを眺め時間つぶし。受付の用紙にも書いてありましたが、順番が来て呼ばれた際に、その場にいないと後回しになり、再度受け付けになるそうなので、ご注意下さい。

12:00頃になり、順番が来ました。この時間になると、待ち時間は1時間になっていました・・・。そして、順番待ちのお客さんは、パッと見50組程度になっていたような・・・。さすが、大型連休ですね。

拙者は、ちゃんぽんとチャーハンをオーダーしました。料理は、思ったより早く出てきました。
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チャーハンのピンボケが気になるところですが・・・。ちゃんぽんは、以前に食べた時より、あっさり味に感じたのですが、発祥の味を堪能させていただきました。チャーハンは、意外とボリュームがありましたよ。

一緒にオーダーしたビールですが、ラベルが貼られていました。
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平和への祈りを捧げると、お腹が空く物で(謎)、あっという間に完食でした。

港の景色を眺めながら食事が出来るという、ロケーションのよいお店です。港の夜景を見ながらというのも、良さそうですね。

tag : 長崎 四海楼 ちゃんぽん

長崎の旅 その1

昨日、家族で長崎へ出かけました。

こちらは、路面電車を利用しての市内観光が便利ですので、平和公園地下の駐車場に車を止め、そこを起点に路面電車で移動することにしました。こちらの駐車場は、一日止めても600円と、とても利用しやすい料金です。

駐車場を出て、最初に訪れたのが平和公園です。そして、この公園を象徴するのが、この平和祈念像ですね。
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また、像の隣には、折鶴の塔があります。
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平和祈念像をあとに、国道206号線方面に歩くと、長崎の鐘があり、その下には原爆殉難者之碑があります。その右手に、このようなボードが掲げられています。
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我が家も、花に水をかけ、祈りを捧げました。

さらに国道方面に進むと、このようなモニュメントがあちこちに建てられています。
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これは、世界各国から贈られたもので、台座には国名や作者名などが刻まれています。

そして、平和の泉です。
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石碑に刻まれている手記を読むと、かなり胸がいたみました。

普段、平和について考えたり話したりする機会は、多くありません。そういった中、子供達と平和について語り合うことの出来た、貴重な機会になりました。

tag : 長崎 平和公園 平和祈念像

ホントに大丈夫?

昨日上棟の現場がありまして、今日から屋根工事に入りました。

今回使用する瓦ですが、いわゆる二山タイプです。また、色調は、この二色を使用しての混ぜ葺きです。
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ここ最近、拙者の周りでは、混ぜ葺きは流行らなくなったような気がします。

なお、混ぜる比率ですが、1:1をご指定いただいています。しかし、この比率での混ぜ葺きは、かなり困難な物です。通常は、ベースとなる色の中に、他の色を混ぜていくというパターンが多いのですが、今回職方は困惑気味です。理屈から行くと、完全にシャッフルしてしまうと、チェッカーフラッグの様な配色になってしまいますが、並びが規則的になってしまい、不自然です。
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まあ、こんなモノでしょう。

ここで、ひとつ悲しいことが・・・。これだけ頭抱えて葺いている屋根ですが、下から見えません・・・。数百メートル離れているところから、ようやく見えることが出来ました・・・汗。年に数回は遭遇する悲劇です。辛うじて、屋根両端のケラバ瓦は、近くでも見ることが出来そうです・・・。

さて、今回の工事におきまして、屋根面にこういった物が取り付けられました。
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そうです。太陽光パネルを取り付ける際の支持金具です。太陽光パネルの取り付けは、他社さんが行われることになっていまして、ウチが地葺きを行う際に、割付・瓦の加工・支持金具の取り付けを並行して行う作戦です。本当は、一括してウチが行うのが理想なのですけど・・・。

これが、取り付けられた支持金具です。
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瓦に穴あけ加工を行い、そこからボルトを出すという方式です。ところが、この穴あけの位置ですが、雨水が最も流れる場所です。施工は、マニュアルに則った、適正なものなのでしょうが、余りにも雨水をナメたやり方では?という納まりです。表に露出した、しかも水が一番流れる箇所に穴あけなど、拙者には考えられません。支持瓦といわれる瓦の形をした金具を取り付ける方式なら、まだ理解できます。ところが、今回施工した瓦の形状をした支持瓦は、存在していません。そうなると、太陽光設置に対しての瓦の向き不向きがあると考えていいのかも知れません。

他にも色々とあるのですが、この為に、身近な人に相談されても、積極的に太陽光発電の設置を勧めるのには躊躇してしまいます。

tag : 混ぜ葺き 太陽光 支持金具

大型社寺物件 その18

かなり間隔が空いてしまいましたが、久しぶりに大規模な社寺建築工事現場の模様を書きたいと思います。

今回は、着工から19ケ月目です。

前月に、特大サイズである大棟鬼の据え付けが始まりました。当月に入り、顔の部分に施工個所が移りました。
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作業している職人さんが、小さく見えますね。決して、そのような画像処理はしておりません。というか、そのようなスキルは持ち合わせておりません・・・。

また、大棟鬼が据え付けられると、棟の施工へと進みますので、その前準備として鳥居が作成されました。
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他方、隅棟の施工が着々と進んでいます。
割熨斗を積み、
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一番上の天熨斗を積みます。
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そして、冠瓦である衾瓦の施工です。
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ここまで、大屋根の模様でした。

一方、場所を変え下層屋根です。
こちらは、平瓦を葺いた後、素丸葺きという状況です。
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奥の方にいる職人さんが、とても小さく見えます。屋根の大きさが実感出来ますね。

雨漏り補修工事2 その2

先日より続いていました補修工事が、昨日終わりました。拙者は、昨日多用だったため、今日後片付けに伺いました。

結局、ダンプの荷台がいっぱいになるほどの廃材が出ました。
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棟などを扱っているときは、大したことはなかったのですが、平部の交換になると、一気に廃材が出ました。

さて、今回の工事の内容ですが、隅棟3本・風切丸3本を新しい瓦で葺き替えた他、二か所ほど垂木などを改修後、瓦の補修をしました。また、平部の破損が目立っていたため、割れた物や剥離が著しい物に限定して、交換を行いました。枚数にすると300枚弱でした。屋根面積の約5%に相当する量です。

しかし、これは劣化の著しい物に限定していますので、時期については分かりませんが、近い将来このような補修が再び必要になることでしょう。医療の言葉で言うと、延命治療をしたに過ぎません。これで、完璧ですと言えないのが辛いところです。

そんな中、奥様に大変喜んでいただき、お褒めの言葉をいただいたのが、何よりでした。

tag : 補修

現場調査12

今日は、日頃お取引いただいている建設会社様の現場調査に同行しました。

対象となる建物は、木造二階建てで、切妻のセメント瓦葺きでした。
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瓦をめくってみますと、ベニヤ製の横桟木と緩衝材として使用される発泡ポリエチレンシートの下葺材という構成でした。また、過去に台風の被害に遭われたようで、ところどころ色の違う瓦が混じっていました。

家主様のお話を伺ったところ、台風対策にはどういった方法が良いだろうかという事で迷っておられていたご様子でした。いろんな情報が飛び交っていますので、無理もありません。そんな中、いろんな工法に対して、良い点劣る点を理解していただいて、家主様にご決断いただかねばなりません。

今回、既存の瓦を使用しての葺き直し後に塗装という案が持ち上がりましたが、葺き替えに比べるとコストがかさみます。仮に、葺き直しのみを行ったとしても、葺き替えに比べて劇的に安いわけではありません。現実には、若干安い程度です。お金をかけた割には、代わり映えがしませんし、瓦も、決して若返るわけではありません。そういったわけで、今回は葺き替えをご検討されるようです。

不幸に学ぶ

昨日、身内に不幸がありました。
昨夜の通夜から、今日の葬儀という色々と慌しい週末でした。

通夜と葬儀は、ある葬儀社の式場で執り行われました。葬儀社のスタッフの方々の平均年齢は比較的若いと感じました。ところが、いろいろな所作を見ていまして、とても感心しました。人の死という特殊な環境下で、それは、見事な物でした。かなり、従業員教育が行き届いているのでしょうね。
お一人お一人も、目配りが行き届いていまして、至れり尽くせりのお世話をしていただきました。

また、葬儀の前には、焼香の作法についての説明がありました。こういうことには自信があるという人は多くないと思いますが、いざという場面で、非常に助かりそうです。説明の時の言葉遣いも、大変素晴らしく、今後の仕事にも活かせそうな気がします。

ここまで感動したのには、少々訳がありまして、5月にとある方の葬儀に参列した時の話しです。この時は別の葬儀社でした。たまたま、式場の一番後ろに座っていました。葬儀中、司会者のナレーションが入りますが、語られる言葉とは裏腹に司会者の緊張感の無い姿勢が丸見え・・・。壁に手をつき、足を組んで・・・。そういうところを見てしまいますと、語られる言葉だけでなく、応対にもハートが感じられなくなりました。拙者以外、連れと一緒にその司会者をウォッチしてまして、憤りすら感じました。悲しんでくれとは言いませんが、そういうところを、参列している人に見せてはいけませんね。

葬儀が終わり、出棺です。
拙者には考えがありまして、この葬儀を通じて、子供達に人の死とはどういうものか感じ取ってもらいたかったのです。火葬を終え、斎場を出ました。車中で、子供達に感想を尋ねました。言葉では上手く表現出来ませんでしたが、何か感じ取ってくれたのではないでしょうか。

一家で、いろいろと勉強させてもらった出来事でした。

アフターメンテ

以前、新築工事でお世話になった現場ですが、元請け様より連絡が入りました。

瓦の破損があるのを、外部足場解体時に、足場屋さんが見つけられたとのことでした。

明日は、雨の予報が出ているということもあり、今日中にやっつけておこうと現場へ急行しました。

屋根に登ると、二枚割れていました。

交換の手順ですが、まず割れた瓦を取り除きます。瓦の無いところが、割れた箇所です。最近は、ほとんどの瓦が防災タイプになっていますので、交換には手間取ります。
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割れた瓦に対して、このような位置関係で、ハンマーの柄などを差し込み交換作業のための空間を確保します。破損した瓦の除去ですが、もう割るしかありません。また、全数釘止めが一般的で、その釘を取り除かなければなりません。バールで抜くか、金切ノコで切断するかになります。

そして、新しい瓦を差し込みます。
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必要に応じ、引っ掛けや防災のツメを落とさなければなりません。また、後の処置のために、拙者は差し込んだ瓦に印をつけるようにしています。時々、『あれ?替えたのどれだっけ?』という事になるためです。この際、瓦の間に欠片が挟まるなどで生じる浮き上がりが無いか、確かめる必要があります。

差し込んだ瓦には釘は打てませんし、周囲の瓦も持ち上げた際に、このように防災のツメが折れます。
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瓦の重なり部から、赤いクズが見えていますが、これが折れたツメの破片です。

そこで、差し込んだ瓦及び、周囲の瓦に対してシーリングによる補強をします。
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お引き渡し前の建物ですので、極力目立たないように心がけました。

これは、既築の住宅に太陽光発電を設置する際にも、必要になります。一旦瓦を外し、支持瓦や支持金具を取り付けるためです。この作業が出来ないため、そういった業者さんから応援の要請が来る事も少なくありません。

雨漏り補修工事2

昨日に瓦の撤去を行った現場ですが、野地板の施工が終わりました。
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瓦と異なり、このような下地を作らなければなりません。また、軒樋の金具が、野地板に当たるような位置関係になりましたので、雨樋の架けかえの必要が出てきました。この現場は、明日からコロニアル葺き工事です。

さて、先週に着手した補修工事ですが、お打ち合わせ範囲の工事が月曜日に完了しました。ところが、もう少し工事範囲を拡大し、近いうちに雨漏りに結びつきそうな箇所を、補修する旨の指示をいただきました。日頃、よく言われる言葉で、『悪いところは、直しといて!』っていう事です。これは、我々にとっては、非常に恐ろしい言葉です。

現状は、このような状態です。
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平部は、かなり劣化が進んでいます。

袖瓦も、かなり傷んでいます。
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そして、全体的にずれている状態で、軒瓦が雨樋に辛うじて引っかかっている状態です。
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棟や風切丸も例外ではありません。
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補修しようにも、下地が腐っていますので、これらの改修から行う必要があります。
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もともと、葺き替えが必要で、補修では対応が出来ない屋根です。言い方が悪いですが、やり始めるとキリが無いというケースです。そこで、元請様と再度工事範囲を打ち合わせることにさせていただきました。

状態を再度確認していただき、施工箇所とその処置方法について、屋根の状態からしても、なかなか判断が難しいところですが、具体的なご指示をいただきました。これで、範囲が明確になり、日数と費用の計算が出来ました。

tag : 補修 葺き替え

住宅葺き替え工事4

今日、とある住宅の葺き替え工事に着工しました。

建物は、木造平屋建てで、セメント瓦葺きの切妻一本棟です。工事の概要としては、既設セメント瓦を撤去し、KMEWコロニアルクァッドを葺くというものです。古いお宅で、建物への負担を軽くしたいということで、軽い屋根材としてコロニアルを採用されたようです。

工事初日ということで、まずはセメント瓦の撤去です。立地条件がよく、建物のそばにダンプを横付けし、投げ込みをすることが出来ました。

セメント瓦に限らず、瓦からコロニアルへの葺き替えの際に、気をつけなければならないことがあります。両者では、屋根下地の造りが異なるため、下地の改修が必要になります。

今回の現場では、軒先とケラバの造りはこのようになっていました。
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向かって左の画像が軒先、右の画像がケラバの状況です。他にも、いろいろと納め方がありますが、こちらでは広小舞の上に瓦座という造りです。ところが、コロニアルでは完全な平面の野地が必要となります。しかも、野地板も合板でなければなりません。

そこで、一旦シートで養生し、明日元請の大工さんにより野地板張りが行われます。
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コロニアルというと、瓦よりローコストな屋根材として知られていると思いますが、葺き替え工事の際には、別途このような工事が必要になってきますので、ご注意下さい。

tag : 葺き替え

対照的な屋根

今日は、お客様のご依頼により、二件の現場調査に伺いました。いずれも、葺き替え工事を前提としたものです。

まず、午前中にお邪魔した現場です。
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最初、現場を間違ったかと思わせるような、新しい建物です。本当に瓦を新しくしちゃっていいんですか?と確認をしそうになる外観です。ただ、よく見ると、棟の状態は良好ではありませんでした。
新しく葺く瓦は、陶器平板瓦をご希望です。これと言って大きな障害はありませんが、ご覧の通り、現状は和瓦葺きで、棟はのし積みです。平板瓦で葺く場合、棟は三角冠を使用しますので、元の状態と比べ高さが低くなる上に、断面の形状も異なりますので、下屋壁取り合いの雨切板金との間に大きな隙間が生じます。この部分の処置の仕方を、元請様と打ち合わせをしたいと思います。

そのあと、数件の予定をこなし、次の現場調査へと向かいます。途中、先だっての豪雨により、道路が寸断されている箇所がありまして、迂回路を走ることになりました。大型車が通行不能な道で、山間部の細く急カーブの続くコースでした。

走行中、二匹のニホンザルが道路を横断していました。ネタにしようとカメラを取り出しましたが、サル達は山中に消えてしまい、間に合いませんでした。そして、走行を続けていますと、道路の真ん中で、犬が昼寝中です。久々に、楽しい道路でした(笑)

お昼過ぎに、二件目の現場に到着しました。
こちらは、元請様が古い建物の大掛かりな改装工事をやられています。室内を解体中で、下地がむき出しの状態でした。
一方、屋根の状態はといいますと、このように年季の入ったセメント瓦でした。
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塗り替えにしても、かなり厳しい状態のようです。確かに、葺き替えを薦められそうな屋根です。

天井も解体されていますので、室内から野地板の状態を見ることが出来ます。
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下葺き材に使用されているフェルトの劣化が目立ちます。野地板の隙間から、瓦の裏面が良く見えます。野地板の状態も良好とは言えず、現状のままでは、作業中踏み抜く恐れがありそうです。既存の上に、新しく野地板を重ね張りすることになります。
また、屋根勾配が3寸と緩めの勾配ですので、使用できる瓦の選択肢がせばめられる状況です。屋根勾配が4寸未満ですと、事前の確認が必要です。

雨漏り補修工事

以前、現場調査に伺った現場の補修工事を、昨日から開始しました。

全面葺き替えという話にもなりかけたのですが、建物が余りにも古いため、現時点で雨漏りしている箇所のみの補修という方針になりました。

瓦自体、相当古いもので、割れをはじめ、このような表面が剥離したものが至る所にあるような屋根です。
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工事の内容としては、主に袖瓦部分の改修と、隅棟2本の葺き替え工事です。
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これは工事前の画像で、隅棟が崩壊しており、シートをかけておられています。同様に、反対側の隅棟も相当に傷んでいました。これらの2本を新しい瓦で葺き替えます。
また同じ画像で、シートがかけられている部分の上部になりますが、雨漏りにより屋根下地が腐っているため、瓦がくぼんでいるように見えます。この部分は、大工さんにより下地を補修した後、瓦を復旧します。

隅棟は、もとの棟を解体後、このように養生しています。
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瓦座が腐っていたため、交換しました。また、隅先の軒瓦も交換しました。棟積みは、週明けの月曜日に行う予定です。

一方、下地が腐っていた箇所ですが、大工さんにより下地を直していただいた後、瓦の復旧です。
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ここで、ちょっとした問題がありまして、もともと丸瓦を流していた箇所ですが、袖瓦と隣の列の桟瓦の間に30ミリを超える隙間がありましたので、元の丸瓦を使っても、雨漏りのリスクがあるため、瓦を交換しました。
amamori57
うまい具合に、必要数量分の瓦が倉庫に眠っていたのが、幸運でした(笑)

補修工事全体は、週明け月曜日に完了予定です。本当は、あちこち手を入れるべき箇所があるのですが、出口の見えない工事になってしまいます。こういった老朽化の進んだ屋根で、大がかりな工事が出来ない場合は、問題が発生した箇所を、その都度対処していく方法しかないと思われます。

今日の作業を終え、片づけをしている時に、近くでセミの声が聞こえ出しました。
snap55
ツクツクボウシです。逃げないように、望遠で狙ってみました。思えば、小学生の頃、お盆のお墓参りに行った時に、ツクツクボウシの声を聞き、残りわずかになった夏休みを実感していたのですが、気候変動のためでしょうか、時期がズレてしまいましたね。当時、ツクツクボウシやヒグラシの声を聞き、切ない気持になっていたのを思い出しました。

原寸図講習

昨日は、親方記事にもあります通り、原寸図講習があり、拙者は参加させていただきました。このような機会は極め少なく、今回の講習会を企画された関係の方々には、大変ありがたく思っています。

講師は親方で、額に汗をかきながらの熱心な講義でした。

まず、説明に始まり、型紙の作成に移ります。時間を気にしながらの作業でした。予め、瓦をカットしてあり、断面をかたどるところから始めます。桟瓦、軒瓦、袖瓦など製図に必要な縦横の型を作ります。最後の方は、頭がゴチャゴチャしてきて、何を作ったかわからなくなる始末・・・(笑)。

一応、これが作った型紙です。
gensun15
精度はいかほどか・・・汗。これは、厚紙を用いたのですが、ハサミで切り取るのが案外重労働でした。中には、手にマメを作った方もいらっしゃったとか・・・。ちなみに、拙者もまだ指先が痛いです(笑)

お昼過ぎから、原寸図の作成です。これを作成することにより、各部を大工さんと精度の高い打ち合わせをすることが可能になります。

親方の記事中にもありますが、数をこなし、より精度の高い製図が出来るようになりたいものです。また、これが自分のものにならないと、CADへのステップアップも無理です。

今回、講習に集まられた方々お疲れ様でした。そして、講師である親方、ならびに関係の方々ありがとうございました!

流れが長い屋根

先週上棟の新築工事現場がありましたが、昨日から屋根工事を行っています。
桟瓦の枚数で1700枚弱の規模です。

荷揚げを終え、地葺き中です。
jutaku22
タワーを、このように設置しました。

梯子を5本つないでいます。通常は、二階建てで3本使うケースが多いのですが、流れが長いので、このような形態です。ワイヤーの長さが足りないので、社寺で使うような長いタイプに換えています。

このワイヤーは、よく考えると、昨年の本葺きの現場以来の出番のようです。
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